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日本一の庭園をつくった男 足立全康
榊原紫峰「白鷺図」日本2
白鷺図|榊原紫峰

春季特別展/2016  Spring Exhibition 終了しました。

大展示室

没後45年
榊原紫峰 知られざる花鳥画家の生涯 ―国展の仲間たちとともに

2016年3月1日(火)~5月31日(火)
花や鳥に魅せられ、生涯花鳥画を描き続けた日本画家・榊原紫峰(1887~1971)。清澄で生き生きとした花鳥画は今なお、多くの鑑賞者を魅了し続けています。
京都に生まれ、京都市立絵画専門学校で竹内栖鳳らに学んだ紫峰は、文展を舞台に活躍しますが、審査のあり方に疑問を抱き、大正7年(1918)、土田麦僊、村上華岳らとともに国画創作協会を創設。その発表の場として開催された「国展」にて、西洋画や中国の花鳥画を研究した意欲作を次々と発表し、日本画の発展に大きく貢献しました。青年期には西洋画の影響を受けた勢いのある力強い作品を多く描きますが、晩年になると色彩を離れた味わい深い水墨画の境地を拓いています。作品の質は極めて高く、確かな力量を持つ紫峰ですが、長い間画壇を離れていたため、近年ではその名を聞くことが少なくなりました。
本展は、紫峰の没後45年を記念した展覧会です。紫峰の初期から晩年にいたるまでの名品をご覧いただくとともに、国画創作協会で互いに研鑽を積んだ仲間たちの作品をご紹介いたします。知られざる花鳥画家、榊原紫峰の魅力をお楽しみください。
■ 主な出品作品
榊原紫峰「青梅」「静物の図」「梅花群禽」「雪中棲小禽」「白梅」
土田麦僊「黄蜀葵」 入江波光「獅子上尊」 村上華岳「秋景」 小野竹喬「海」
榊原紫峰「青梅」(左)_edited-1
榊原紫峰「青梅」(左面・大正7年)
小展示室

うるわしき日本画
美女と牡丹

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花という言葉があるように、昔から女性の姿や立ち居振る舞いは、美しい花にたとえて表現されます。
本展では、絢爛に咲き誇る牡丹の花と、華やかな美人を描いた日本画を展示いたします。
■ 主な出品作品
上村松園「娘深雪」「待月」 鏑木清方「春游」 榊原紫峰「冨貴草」
村上華岳「牡丹図」 寺島紫明「舞妓」 伊東深水「春の雪」
上村松園「娘深雪」HP
上村松園「娘深雪」大正3年
大観室

春の特別展示
横山大観コレクション選

大胆な枝振りの梅の古木を描いた「白梅」や、明け方の穏やかな海を描いた「漁村曙」など、四季折々の自然の情景を描いた作品を展示いたします。「龍興而致雲」など水墨の名品もご覧ください。
■ 主な出品作品
横山大観「白梅」「龍興而致雲」「夜深し」「流れ行く水」「月出皎兮」
横山大観「白梅」
横山大観「白梅」昭和3年
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