「日本画」とは何なのでしょう？
日本画は堅苦しい、少し古めかしいといった印象を持つ人も多いかもしれません。しかし、「日本画」ということば自体は、明治以降、日本に広まった西洋画に対して生まれた比較的新しいことばです。では、そもそも日本画と油彩画などの西洋画は何が違うのでしょうか。
日本画は、主に和紙や絹に描かれ、墨、岩絵具といった西洋画と異なる材料が使われています。また、たらし込み、朦朧体といった独特の技法もあります。美しい線や余白を活かした表現には、日本人の繊細な美意識も感じられるでしょう。
本展では、近代日本画の名品の数々を展示するとともに、こうした日本画の基本的な知識をご紹介いたします。横山大観、竹内栖鳳、上村松園、鏑木清方などの近代日本画壇の巨匠たちの作品が教材です。日本画の名品の数々で学ぶ特別授業。日本画を知り、その魅力をご覧ください。

まばゆい朝陽、周囲をあたたかく照らす夕陽、幻想的な月明かりなど、画家たちは様々な光を作品に表現しています。本展では、横山大観や菱田春草、橋本関雪らが描く多様な光の表現をご紹介いたします。