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日本一の庭園をつくった男 足立全康
「遅日」main
遅日(右隻)|橋本関雪

夏季特別展/2021  Summer Exhibition,2021 終了しました。

大展示室

これを知ればもっと楽しくなる
日本画のいろは

2021年6月1日(火)~8月30日(月)
美術館にいると「日本画は難しそう」「よくわからない」という声を度々耳にします。確かに、学校で学ぶ機会がある水彩画などと違い、日本画を描いた経験がある人は少なく、馴染みがないために難しく感じてしまうのかもしれません。
伝統的な日本画は主に墨、岩絵具といった西洋絵画と異なる材料を使い、キャンバスではなく、和紙や絹などに描かれます。岩絵具は粒子の大きさによって色が微妙に変化し、繊細な発色が特徴です。また、端正な線や余白を活かした構図などは日本画の魅力であり、こうした表現には日本人の美意識も感じられます。日本画の知識を少し得るだけでも、作品をより深く、楽しく鑑賞することができるのではないでしょうか。
本展では、日本画の材料や技法といった基本的な解説とともに、近代日本画の巨匠たちの作品をご紹介します。日本画のいろはを知り、日本画鑑賞の楽しさをぜひ味わってください。
■ 主な出品作品
横山大観「鼬」「冬之夕」 竹内栖鳳「五月晴」 川端龍子「創夜」
菱田春草「春宵」 橋本関雪「遅日」 榊原紫峰「雪中棲小禽」
山元春挙「奥山の春図」 伊東深水「ささやき」 前田青邨「鵜」
五月晴_sub
竹内栖鳳「五月晴」昭和9年
小展示室

かわいい日本画

日本画には、思わず笑みを誘われるような、ほのぼのとしたかわいさを感じる作品があります。本展では、無邪気な姿の動物やユニークな表情の人物など、画家たちが温かな眼差しでとらえた、かわいい日本画を展示します。
■ 主な出品作品
竹内栖鳳「慈母」「仔犬」 橋本関雪「麗日」 西山翠嶂「幽春」「葡萄ニ栗鼠」
麗日_sub
橋本関雪「麗日」昭和15年頃
大観室

   
夏の横山大観コレクション選

水墨のみで朝夕の情景を描き分けた「朝嶺・暮嶽」や、湧き立つ雲の間から夏富士が頂を現す「霊峰四趣・夏」など、四季折々の風景を描いた作品を中心にご紹介します。
■ 主な出品作品
「霊峰四趣・夏」「海潮四題・冬」「朝嶺・暮嶽」「流れ行く水」「虎溪三笑」
横山大観「霊峰四趣・夏」大観室
横山大観「霊峰四趣・夏」昭和15年
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