松村公嗣 Matsumura Koji 熊野古道平成21年(2009) 170.0×362.3 cm 古の人々が目指した霊場に繋がる熊野古道。杉群緑をはじめ美しい岩絵の具を用いて杉や苔が表されている。木漏れ日に包まれた杉林と、どこまでも続く光輝く石段が神秘的にとらえられた一作である。 松村公嗣 昭和23年(1948)~ 奈良県に生まれる。昭和47年、愛知県立芸術大学大学院に進み、片岡球子に師事。在学中に院展に初入選を果たし、以後院展を中心に作品を発表。そのかたわら個展や各展覧会へ出品。インドやスペイン、中国などの海外を含めた各地へ取材に赴き、そこに生きる人々の暮らしや自然、さらに花鳥を題材に多くの名品を生み出している。