足立美術館

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日本一の庭園をつくった男 足立全康

法人概要

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足立美術館は、島根県安来市出身の実業家、足立全康(1899~1990)が長年にわたって収集した美術品をもとに、昭和45年9月に財団法人足立美術館を設立し、同年11月に開館、47年8月には登録博物館として認定されました。全康は、平成2年、享年91歳で他界するまで絵画の収集はもとより庭造りにも情熱を傾け、また実業家ならではの発想と行動力で美術館の運営に携わりました。現在は、全康の孫である足立隆則が代表理事兼館長に就任。平成23年4月より公益財団法人に移行しました。

美術館の敷地面積は165,000m2、延床面積8,400m2で、展示室は合わせて2,330m2の広さを有しています。開館以降、建物や展示室の拡張を重ねるとともに、喫茶室、ミュージアムショップの増設、現代日本画を展示する新館、魯山人館のオープンなど、鑑賞環境の充実ならびに入館者の皆様の利便性の向上をはかり、現在の美術館となりました。

当館では、横山大観をはじめとする近代日本画を中核とし、北大路魯山人の陶芸、平櫛田中の木彫、林義雄の童画、さらには当館の新しい顔ともいえる現代日本画など総数約2,000点を所蔵しており、中でも大観の作品は初期から晩年までの約120点を数え、質・量ともに最も充実しています。これらの所蔵品は季節の移ろいにあわせ展示替えを行い、順次公開しています。

また「庭園も一幅の絵画である」という創設者全康の信念のもと、作庭にも力を入れています。枯山水庭をはじめ、苔庭、池庭、白砂青松庭と、美術館を取り囲むように広がる日本庭園は、春はサツキやツツジ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季を通じて美しい表情を見せます。
なお、アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」は2003年より実施している日本庭園ランキングにて、当館の庭を日本一に認定しています。 ※PDFファイルの閲覧には「Adobe Reader」が必要です。お持ちでない方は、ダウンロードしてください。