日本画ハイライト 足立美術館とっておきの名画
会期: 2026年3月1日(日)~5月31日(日)
足立美術館は、明治から昭和にかけて活躍した日本画家の作品を数多く所蔵しています。明治以降の近代日本画壇では、それまでの日本絵画の伝統をふまえつつも、西洋画の表現を取り入れたり、斬新な題材を取り上げたりと、新しい時代にふさわしい、自由な作品が生み出されました。多くの美術団体も結成されるなど、画家たちがそれぞれに美を追求した、画壇全体が活気にあふれた時代といえるでしょう。
本展では、当館が所蔵する近代日本画家たちの作品の中から、コレクションを代表する名画を一堂に展示します。横山大観や竹内栖鳳、上村松園ら、画壇に確固たる地位を築き、今なお多くの人々に愛される巨匠たちによる特別展です。この機会に、足立美術館のとっておきの名画をご堪能ください。
主な出品作品
横山大観「曳船」 上村松園「待月」 安田靫彦「王昭君」 竹内栖鳳「江南春寺静」
橋本関雪「猿」 榊原紫峰「静物の図」 小林古径「楊貴妃」 川端龍子「春雪譜」
富岡鉄斎「阿倍仲麻呂在唐詠和歌図」 伊東深水「夢多き頃」

明治34年